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男の目の前からシェイネが姿を消す。男も流石に驚いたのか後退りする。アートラータもバートリーも衝撃波をくらってしまった鳩尾を片手で押さえながらよろよろと立ち上がるとシェイネの姿を探している。バートリーの赤い目でもその姿を捉えるのには時間がかかった。
「どこに行った…?!」
「私の気配すら感じ取れないなんて…まだまだですね?」
男が声のする方を振り返るとシェイネがぺろっと舌を出して微笑んだ。否。ほくそ笑んだ。そして片目を閉じ指鉄砲の銃口をー。人差し指を男に向けるとつぶやいた。
「バーンっ。」
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