3人が本棚に入れています
本棚に追加
「ルナ…。」
「んー?なんだー?」
「…迷惑、かけたわね?」
「構わないよ。これぐらい当然だ。ていうかお前ら鳩尾大丈夫か?鳩尾クソ痛いだろ。治癒薬やるから飲め。大丈夫、服用後の怪我もちゃんと治す高等なものだ。遠慮すんなって。」
「……どうも。」
「ありがたくいただくわ。」
シェイネはいつも通りの笑みを浮かべて小瓶を二人に渡す。二人は小瓶を受け取り小瓶の中身を飲み干す。その間シェイネは頬の宿印を摩る。
ー分身のくせして立派に恨んでんじゃん。ー
「さてと、お二人さん。分身とはいえ強いぞ。治癒薬はまだある。無理しちまえ。」
「あら、いいの?自己中になっても?」
「……死なない程度に無理するわ。」
「よし…。行くとしますか…!」
「「ええ。」」
最初のコメントを投稿しよう!