3人が本棚に入れています
本棚に追加
アードラーの真意のうかがえない問いかけに、ノティーツブーフは俯きがちに答えた。
ノティーツブーフからすれば、彼は何を考えているかわからない存在だ。表情も豊かな方ではないし目つきなどは鋭い方だ。下手な返しをすると怒られそうだとノティーツブーフは思った。
「もったいねーな。」
「…それってどういうことですか?」
「……いや別に。」
「え…?どういうことですか…。」
「ま、分かるまでそのまんまでいいだろ。さっきの話、忘れてくれてもいいから。」
そう言うとアードラーは、訓練場を去った。
最初のコメントを投稿しよう!