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それから数時間経った頃、オルティスは端末の画面をじっと見つめ思い詰めている様子で訓練場の隅にいた。それを気にかける様子を見せる者はいたが、誰も話しかけるところまでには至らず、状況は不動のままだった。
「シャーロット…ちゃん、でいいのかな。」
「…アルッシェさん。どうしたんですか?」
「ルナが私を使役してね。」
「使役…?一体何用で?」
「さぁね。…でも一言言えるなら…今のあの子に会うなら、慎重に立ち回ってね。」
「……はぁ。分かりました。」
「あの子は今、部屋にいるから。案内しましょうか?」
「お願いします。」
オルティスはニコリと微笑み、アートラータの後を尾けた。
道中、アートラータは純粋な疑問を投げかけた。
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