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「ごめん、散らかってて。」
「いえ、気にしていませんよ。」
「これから変なこと言う。とりあえず聞いて欲しい。」
「はい。」
「…その…本部校に大人しく戻って欲しい。何があっても。大人しくしていて欲しい。」
「…元からそのつもりでしたが…。」
「……じゃぁ何があっても、その場に留まれるか?」
「ホックさんがいなくなってしまわれた時も、私はその場に留まっていましたよ。」
「なら今回もそうしていて欲しい。例え、君の友達が危機に瀕しても─。」
「ホックさんの件で私が、どれだけフラストレーションに悩まされたと思っているのですか。」
オルティスはニコリと笑って目を閉じた後にうっすらと目を開けた。
その目を見たシェイネは、それをじっと見つめる。
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