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極悪転生者を抹殺する100日目
ーー俺の名はスデハ。
もうお気付きの方もいるかと思うが、そうあの怒らしてはいけない神ハデスの名を反対に読んだだけだ。
何故この名をつけられたかというとあのハデスや閻魔大王と同じく汚れ仕事をやっている。
その汚れ仕事というのは、転生者 転移者
を抹殺することだ。まず転移者と転生者が異世界に行くためには神の強制送還の魔法が必要になってくる。だが、隙きを突てなのか、悪運なのか、わからないがその魔法無しに異世界へ飛んでいくこともある。
別に異世界に言っても構わないが、問題はその人の性格だ。
あまりにも外道なことをすると、人々によって作られた神はどうすることも出来ない。
せいぜい天変地異か、疫病を蔓延させるくらいにか出来ないのだ。
そもそも神は、原則世界に直接的干渉してはいけないのだ。
ただ原則なので、当然例外もある。あまりにも手に負えないと、その世界の神は手助けをする神たちに要請を求め手助けてもらうことになっている。
おっと、話がそれてしまった。つまりサポーターズの管轄外の世界が荒れるとお手上げになる。
そういうこともあり、それが俺が生まれた理由だ。
さて、そろそろ時間だ。私の生誕100日目の記録を完了する。ーー
というと、音声認識自動板書の魔道具の本をそっと閉じ、終わりと唱え、自分の家を出て仕事場に行った。
そして、彼はあまりにも非道な糞勇者を暗殺し、その日の仕事を終えた。
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