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第一話
コトブキシティのトレーナズスクール
「皆!貴方たちは今日ここを卒業です!それに伴い、今目の前にいるポケモンリーグ出場経験者達が、各3人ずつ面倒を見てもらい、一人前のトレーナーにしてもらいます。今日からはその人達が貴方たちの先生となります。あとはお願いします。」
とトレーナズスクールの先生だろう人がそう言い、職員室へと戻っていった。
それから点呼が始まり、俺の番になった。
「第七班の担当者のタカトだ。イクト、ジュン、カナコ。前へ。」
と俺が言うと、イクト、ジュン、カナコが前に出てきた。
「今日から俺が君たち3人の面倒を見る。まあ、これから暫くの間よろしくな。」
「そんな事はいいからさ、早くポケモンくれよ!」
と金髪のせっかちそうな男、ジュンがそう言って、イクトとカナコもそれに同意した。
「まあそう慌てんなって。ちゃんと博士から預かってるって。今から出すから。」
俺はそう言って、シンオウ御三家と呼ばれるナエトル、ヒコザル、ポッチャマを出した。
「分かってるとは思うが1人1匹な。」
「分かってますって。」
とイクト(ダイパの男主人公)がそう言った。
数分後
(あー、こりゃ3人ともめっちゃ悩んでるわ。まあそりゃそうだわな。人生のパートナーを決めるわけだし。…なんなら俺が少し手助けしてやろうかねぇ。)
と思い、
「めっちゃ悩んでるなぁ。なら逆にポケモン達に選んでもらえ。それなら文句はねえだろう。さあナエトル、ヒコザル、ポッチャマ。これから一緒に居たいと思った奴の元へ。」
と俺が言うと、各々がイクト達を見て、
「お!君は俺が良いんだな!」
「身軽そうな奴だな!これからよろしくな!」
「ポッチャマ、貴方は私が良いんだね!」
ナエトルがイクト、ヒコザルがジュン、ポッチャマがカナコを選んだ。
(へぇ。ナエトルとヒコザルは兎も角、プライドの高い傾向にあるポッチャマが自ら人を選ぶとは。特別に伝説ポケモン達のオーラは無いって【コイツ】も言ってるから間違いはないだろう。【コイツ】もその類のポケモンだしな。…それとイクトリーダー格か。2人のセンスを上手く引き出してるのは間違いなくそうリーダー気質ってやつか。まあ3人に面倒ごとが降りかかるなら、それを取っ払うのも俺の役目だな。)
と思い、
「よしお前ら。今日は飯行くぞ。初顔合わせ、そしてトレーナズスクール卒業祝いで今日は俺が奢ってやる。」
「おお!タカト先生太っ腹ぁ!イヤッフー!」
そして俺達は飯を食った。
カナコ、アイツめっちゃ食うじゃん…。
あの体のどこにあんなに入るんだよ…。
食べ放題にしといてよかったわ。
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