第一話

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その後 「じゃあ今日は解散…、と言いたい所だが、来週から旅に出るから、親御さん達にはちゃんと連絡入れとけよな。」 「「「はい!」」」 「んじゃあ、今度こそ解散…!」 そして3人が見えなくなった後、 「で、君らは俺の受け持つ3人の事が余程心配なんだねぇ。まさか君達が直に見に来るとは、ね。」 と言い一息ついて、 「ねぇ、ディアルガ、パルキア、ギラティナもいるのか?」 と言うと、 『やはり我々に気付いていたか。』 とディアルガがテレパシーを送ってきた。 「まあそりゃね。」 『彼らにはメガシンカやZ技、ダイマックスの事は教えるのか?』 と今度はパルキアがそんなテレパシーを送ってきた。 「まあ、知識としとはな。実際には使わせないよ。ていうかシンオウじゃ無理でしょ。メガシンカはカントー、ホウエン、カロス、アローラでZ技はアローラのみ、ダイマックスはガラルのみでしょ。メガシンカなら出来なくはないだろうけどさ。メガストーンなら兎も角、キートーンはシンオウでは絶対手に入らないからねぇ。」 と言った。 『そうか。それを聞けて安心した…。』 とギラティナがテレパシーを送ってきた。 「あー、そうだ。最後に1つ。俺の受け持つ3人の事を心配するのは良いけどさ、変な気を持たないでよ?特にカナコにはね。君ら、何となくだけどカナコの事を狙ってるでしょ。しかもあろう事か、女性としてさ。そうなるとそれに目をつける悪い奴らもカナコ狙うでしょ?そうなると、俺だけじゃなくてイクトとジュンにも面倒ごとが降りかかるんだからさ。それでも異性として狙うって言うんなら、俺達も容赦しないよ。」 と、俺が言うと俺の腰についていたボールからリザードン、グライオン、ブラッキー、マリルリ、エルレイド、????が出てきてディアルガ達を威嚇するかのように睨み付けていた。 それを見たディアルガ達は、 『…そうか。なら我々は手を引こう。』 『でもそれって、タカトもカナコを狙ってるともとれるよね。』 上からディアルガ、パルキア。 「その辺は安心してよ。俺は好きな奴くらいいるから。それに俺がカナコ狙ったらそれこそ犯罪者の烙印を押されちゃうよ。歳の差を考えてよ全く。」 と言った。 『なら3人を任せても良いんだな?』 とギラティナが聞いてきた。 「俺の仲間達は、誰一人死なせやしねえよ。」 と、俺は微笑みながらそう言った。 そしてディアルガ達の気配が消えた。 「お前達もありがとな。」 俺は出てきたリザードン達をボールに戻して、 「さて、来週まで暇だから明日は何をしようかねぇ。」 と呟いた。
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