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「お前かよイグニス。」
自称トレジャーハンターのイグニスだ。
「先生、知り合いなんですか?」
とカナコが聞いてきた。
「あー、まあ、少し、な…。」
「そんな事はどうでもいい…!君達の持ってるナエトル、ヒコザル、ポッチャマ…、それらのポケモンはとても珍しいポケモンだ!つまりはお宝!俺にくれないか!?」
と言ってきた。
「だ、誰がやるかよ!」
「この子達は私達のパートナーです!」
「と言うよりイグニスさん、貴方も中々珍しいポケモン持ってるじゃないですか。」
上からジュン、カナコ、イクト。
そしてイクトの言う通りイグニスの手持ちポケモンのうちの1匹が珍しいポケモン、ゴンベなのである。
「まあイグニス、これで勘弁しろ。」
と言い俺はイグニスにある物を投げ渡した。
「タカト、これは何だ?」
とイグニスは俺に聞く。
「聞きたいか…。大航海時代の航海者「ヴァスコ・ダ・ガマ」が命がけで捜し求め、金と同じ値段で取引されたと伝えられている伝説のスパイスだ…。」
「…良いのか…?」
「イクト達からナエトル達を盗るのを辞めるのなら、やるよ。」
そう言うとイグニスは軽くガッツポーズをして去って行った。
「…先生、あれ良いんですか?」
とカナコが聞いてきた。
「あー、あれね。胡椒だよ。その辺に売ってるやつ。ラベルはとってあるけどね。」
と言った。
「「「…先生…。」」」
「なーにそんな目で見てんのさ。折角君達のポケモン守ったのに。…まあイグニスも悪いやつではないんだけどな…。あ、そうそう。イグニスの言うお宝って、俺達パンピーとは価値観がズレてるから、何を狙ってるか分からないんだよな…。」
と言った。
「そんな事はどうでもいい。今日はお前らの第一歩記念って事でホテル取ったから、早く行くぞ。朝晩付き、しかもバイキングだ。色んな問題(意味深)があると後々面倒だから1人一部屋抑えてある。あ、明日からはテントな。」
その後、コトブキシティのホテルにて、バイキングでたらふく食べた俺達は部屋の前で
「じゃあ明日は10時にポケモンセンターに集合な。お前達には依頼を受けてもらう。」
と言い俺は部屋へと入った。
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