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運転手の男は額から血を流しつつも、なぜか俺を俺達を見て笑みを浮かべていたのだ。
その表情は不自然な程に柔和であり、あまりも不気味な表情であった。
それが、俺は恐ろしかった。
そして、俺には相手の運転手を気に掛ける余裕などなくなっていた。
俺は次の瞬間、その場ですぐさま転回し、一目散にその場から離れていく。
あの顔が脳裏に焼き付いて離れない。
その後、俺はバックミラーを見る事がどうしてもできなかった。
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