『ストーリーテラーのいる洋菓子店 月と私と甘い寓話』読了

1/1

64人が本棚に入れています
本棚に追加
/865ページ

『ストーリーテラーのいる洋菓子店 月と私と甘い寓話』読了

『ストーリーテラーのいる洋菓子店 月と私と甘い寓話』(野村美月, ajimita 著)を読みました。 9cd6577f-1fbb-45ec-baa6-05bbe4ea3e6c ↑Amazonより これ、連作短編なのですが、私、「進化と決別のミゼラブル」の章を読んで、昔バターケーキが美味しくなくて誕生日ケーキやクリスマスケーキとか食べるのが嫌だったのを思い出しました。 ケーキなんて大嫌いだ!って思っていた子供の頃。 大きくなって生クリームで出来たホールケーキを食べた時、初めてケーキが美味しいものだったんだと驚いたこと。 そして、同様に大人になって食べたバターケーキ(ザントマッセ)がびっくりするくらい美味しく感じられて「何で!?」ってなったのも思い出しました。 ※ザントマッセは私、何度もリピしちゃうくらいお気に入りのケーキで、今年も誕生日ケーキはザントマッセのホールをリクエストしました♥(https://estar.jp/novels/25912145/viewer?page=588語部(かたりべ)さんが養父の大門さんに語った、バターケーキ「ミゼラブル」のストーリーを読みながら、自分が感じていた「何で?」の疑問がストンと落ちた気がしました。 1話1話とても丁寧に描かれた連作短編集で、お薦めの一冊です。 勤め先の中学校の蔵書にあって、気になって購入して読んだ本なので当然です(笑)。 (2022/09/18)
/865ページ

最初のコメントを投稿しよう!

64人が本棚に入れています
本棚に追加