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12/6 『ミミズクと夜の王』
紅玉いづき先生の『ミミズクと夜の王』って作品をご存知ですか?
2006年に第13回電撃小説大賞・大賞を受賞した作品です。
↑私が買って読んだのはこちらの表紙だった頃の文庫本です。(当時は勉強のため、手当たり次第に賞を獲った作品を読み漁っていたので、こちらもその絡みで買いました)
電撃文庫なのに挿絵なし。
正統派の児童文学的な作風で「何これ!」って…良い意味ですっごく驚いたのを覚えています。
※電撃の作風があまり得意ではなかったのですごく好みなコレが大賞受賞作というのに驚いたというか。
カラーが明らかに違って感じられたこの作品に大賞を与える電撃小説大賞の懐の深さに感服したんですよね。でも、そういうカラーを飛び越えてでも受賞させる力がある作品でした!
読み終わった時、物凄く心が震えて…凄い作品に出会ってしまったぞ!って思ったんですよね。
あちこちで「この本すごいんよ。めちゃ面白いけん、読んで?」と布教していたんですが、知らない間に白泉社さんの「花とゆめコミックス」でコミカライズもされていてびっくりしました。
コミックスも読んでみようかな。
※原作もかなり良き!なので未読の方は是非!
因みに原作は完全版が発売になっているみたい。
電撃文庫と同じ、KADOKAWAのメディアワークスさんから。(表紙絵、削除対策で夜の王のお顔にモザイク入れさせていただいています)
昔発売されたものはミミズクが表紙でしたが、完全版は夜の王が表紙なのですね。
つい懐かしくなって、完全版(紙書籍)の購入ボタン、ポチッちゃいました。
届いたら読み直してみたいと思います。
何せ前に読んだの10年以上前ですし、きっともう一度ワクワクできること請け合いなのです♥
名作は何年経ってもやはり名作ですよね。
当時手当たり次第、さまざまな小説大賞の受賞作を読みまくりましたが、心に残った作品はこの一作だけだったと言っても過言ではないくらい、私の琴線に触れた一冊でした。
↑自分自身が、ファンタジーものばかり書いている時期だったと言うのもあるかも知れません。
(2022/12/06)
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