親愛なる友へ

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 私は組織が変わっても、新しい動きをしなかった。一匹狼のような生活に慣れてしまったんだ。  だから、親友といても一人を望んでしまうし、組織内を歩き回ったりしないから親友と会うことも少ない。  でも、私は寂しがり屋なんだ。君と一緒にいたいし、昔のように遊んだりして交流を深めたい。誰でもいいわけじゃない。君だから良いんだ。  君と一緒に走ってみたい  同じ景色を見てみたい  でも、私には到底無理な話だ。なぜなら、私は不登校というものを経験したから。この経験がある限り、私は親友の隣で同じ速度で走ることはできない。親友は優しい。私を置いて行ったりせず、遅い私のそばに寄り添うのだろう。どんなに前に走りたくとも、私のそばから離れない。  私の前から走り去ったとき、親友は罪悪感に蝕まれ、私に謝罪をするだろう。優しすぎるが故に、私から離れてはくれない。  それが良いと思う私もいるし、駄目だと論する私もいる。  そう考える私が1番悔しい。  同じ速度で走れないのに、一緒に走ろうとする。さらに、君より前に行こうともしている。  大きな罪でしょう。  許せ  こんな言葉は言いたくないです。  だからせめて、  終わらせることができない意地を、  死ぬまで張らせてください
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