第3章 ワンコは我慢できない

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◇◇◇  次の日の朝起きると、昨日のことを思い出してとても幸せな気持ちになった。  となりにはまだ寝ている柊がいて、身体には甘い刺激がまだ残っている。 「んんっ……おはよ」 「お、起きてたの!?」  もしかして、柊を見つめていたことがバレちゃった? 「朝から熱い視線だね」  ば、バレてる……。私は恥ずかしすぎて柊の胸に顔を埋めた。  だけど、その行動をしたことをすぐ後悔することになる。 「積極的……もう1回いく?」 「……ッ!?」  改めて見てみると、今私たちは何も身につけていない。あの後私は気を失うように寝てしまったらしい。  離れようとするけれど、離れたら見られてしまうと思い動けなくなる。 「ふふっ嘘だよ。身体大丈夫?」 「だ、大丈夫です……」 「なら良かった」  優しく包み込まれる私は、柊の身体にそっと寄り添った。 「あっ、そうだ! これあげる」  少し離れて、ベッドサイドの引き出しを開けた柊は中から何かを出した。  そのまま動かないでねと私の頭の下に腕を回すと、首元に違和感があった。 「ネックレス……?」 「うん。似合ってる」  一体いつ用意したの? まさか、こんなにプレゼントを用意してくれていたなんて思ってなかった。
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