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◇◇◇
次の日の朝起きると、昨日のことを思い出してとても幸せな気持ちになった。
となりにはまだ寝ている柊がいて、身体には甘い刺激がまだ残っている。
「んんっ……おはよ」
「お、起きてたの!?」
もしかして、柊を見つめていたことがバレちゃった?
「朝から熱い視線だね」
ば、バレてる……。私は恥ずかしすぎて柊の胸に顔を埋めた。
だけど、その行動をしたことをすぐ後悔することになる。
「積極的……もう1回いく?」
「……ッ!?」
改めて見てみると、今私たちは何も身につけていない。あの後私は気を失うように寝てしまったらしい。
離れようとするけれど、離れたら見られてしまうと思い動けなくなる。
「ふふっ嘘だよ。身体大丈夫?」
「だ、大丈夫です……」
「なら良かった」
優しく包み込まれる私は、柊の身体にそっと寄り添った。
「あっ、そうだ! これあげる」
少し離れて、ベッドサイドの引き出しを開けた柊は中から何かを出した。
そのまま動かないでねと私の頭の下に腕を回すと、首元に違和感があった。
「ネックレス……?」
「うん。似合ってる」
一体いつ用意したの? まさか、こんなにプレゼントを用意してくれていたなんて思ってなかった。
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