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どう見たって睨んでいるメガネの男がキャプテンで、チャラ男が副キャプテンとか……軽く心配になる。
しかも、3年は彼女、マネージャーの麗先輩を入れて6人で、2年はマネージャーも入れて4人とか……プレイヤーは実質8人なんて、メンバーを紹介されながらあまりにもの少なさに言葉なんて余計に出てこない。
「なぁ!美音ちゃん!この1年2人入れたら10人じゃん!今日ゲームできるよね?」
「1年生ですよ?わかってますか?」
「もちろん!」
「受験明けの鈍った体ですぐにゲームをすると?」
チャラ男、もとい、田上先輩が2年マネージャーの美音先輩を見ると、美音先輩は目を細めて田上先輩を見上げた。
にこにこ笑っていた田上先輩はパッと泣き真似をしてキャプテンに殴られる。
あれ?この高校、本当に偏差値高いのか?
「はいはい!練習するんでしょー!ツーメンだっけ?ほら、ボール!」
麗先輩がにこにこ笑いながらボールを投げてくれるが全然こっちには飛んでこないし……そもそもツーメンって言いつつ何故こんな何個もボールを出すんだ?
「美原!ツーメンはボール1つだっていい加減覚えろ!」
「あれ?みんなでシュートするやつだよね?」
「何と間違えてんだよ……」
麗先輩が……かわい過ぎるだろ!!
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