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タツヤ君はコーヒーが好き。
私は紅茶が好き。
好みは違うけれど二人とも喫茶店やカフェが好き。
少しの共通点が二人の境界線を取り払っていって、見えない距離が近付いていく。
日常の世界に色を与えてくれるのはどんなもの?
好きな物、好きな事、そして好きな人…。
忘れていた輝きが取り戻されていく。それはこんなにも鮮明で、私の閉ざされていた世界を、心を広げていくんだね。
(私って本当はワガママなんだ…)
目の前に広がるのは果てしない「欲望の世界」でもある。
家庭という、傍から見れば幸せな世界の他に違う幸せな世界を欲しがる心に従うのだから。
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