まえがき(読み飛ばしてもOKデス)

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まえがき(読み飛ばしてもOKデス)

 どうも、ご無沙汰しております。はじめての方は、はじめまして。  今回のお話『わたしの街の野良息子』は、女の子主人公の学園モノになります。  まず、お話を始めるのに先立ち今回の小説のコンセプトについて、ご紹介したいと思います。  今回のコンセプトは『楽しんで小説を書こう!』です。  なぜこのようなコンセプトなのかと言うと、  『作品の完成度を高めよう』と気張れば気張るほど、最初は楽しいのだけれども、続けているうちにその作業がだんだん辛くなってくることが、あるかと思います。  かくいう私もその一人で、学生時代を最後に創作活動しなくなったのも、今まで創った作品よりも完成度を高くできなくて、前回作品の120%の出来栄えにすることができなくて、苦しんで、辛くなって筆を取れなくなってしまったからなのでした。  でもそれは、ずいぶん昔の話。  今はコロナの巣篭りがきっかけで、創作活動を再開しました。  小説を書いているのがスゴク楽しいです。  読者さまから感想をいただくと、嬉しくて、幸せな気分になれます。  筆を取れなくなってしまった当時とは、気分的なものがまったく違います。  だから今度は、同じ失敗をしないようにしたいのです。  『創作活動を楽しむ』という原点を大切にして、執筆することにしました。  これが今回の小説を執筆するにあたってのコンセプトなのです。  ・・・と言うのはその一方で、前回作品の80%のパフォーマンスでもOKにしてしまおう、ということです。  そういう訳で本作は、細かいところの検証や整合性が、やや甘めになっているかもしれませんが、その点はご容赦を・・・(汗)  あらあらまあ。  何だかんだ言って、結局は言い訳をしたかったみたいデス(・・・と、自分につっこんでおく)。  ◆◆◆◆◆  そして今回のお話は、実は、学生時代に構想を練っていた物語です。  私は学生時代に漫画を描いていましたので、漫画のネタとして創っていました。  でも学生時代には実力不足で、結局は本作を描き上げることはできませんでした。(どのような『実力不足』だったのかは、あとがきにて別途説明したいと思います)  ところで漫画というのは、本来は三人称で進みます。  ところが本作は、女の子の一人称で書くことにしました。  さて、三人称で創った漫画の原作を、主人公の女の子目線で小説を書いてみると、なんとなんと、お話の視点が変わることよって全然違う話になってしまい、最後の結末まで変わってしまいました。  これには、書いている私の方も焦りました。  どう着地するのか、自分でもドキドキ、ハラハラでした。  でもこの『神が降りてくる』感覚、これが創作活動の面白さ。醍醐味だったのです。  これぞ『楽しんで小説を書く』そのもの。いやはや、コンセプトどおりでした(汗)  どんなお話になったのかは、この後読んでみてご確認ください(笑)  ◆◆◆◆◆  次に、表紙の絵を解説したいと思います。  男の子の方に注目してください。  この男の子が、私の普段の絵柄になります。  イラストとしては、女の子の方に目が行くように作ってあるので、イラストの『華』である女の子には、気合いを入れて修正を繰り返します。  修正を加えるほど、元の絵柄のクセを正していくので、その結果、私の絵柄から遠ざかっていくのです。  だから、あんまり修正しなかった男の子の方が、そもそもの私の絵の実力を表している、という訳です。  そして、背景。  今回の背景は、写真を貼ったものです。  実はイラストって、メインの人物よりも、背景を描く方が何倍も時間がかかるのです。  私はイラストを描くより、お話が書きたい方なので、そういう手間と時間がかかるところは省力化してしまいました(汗)  ちなみに背景の写真は、ベルサイユ宮殿を遠目から撮ったものです。  別に、舞台にフランスが出てくる訳じゃありません。都立高校のお話なので。  石畳の感じと、空と雲の感じが、思い描いていた背景のイメージに近かったので、この写真を採用したまでです。  その他の背景の案として、商店街のアーケードを背景にしようかと、ずいぶん悩みました。(実際に一回、別レイヤーで描いた)  今回のお話は、商店街のケーキ屋で繰り広げられるからです。  私はイラストのセンスに自信がないので、そういう『意味ありげなもの(今回は商店街)』を拠り所にして、センスのなさをごまかすようなことを、ずっと続けてきました。  でも今回の表紙はそこから脱却して、イメージ(石畳と空と雲)を先行した背景に、思い切ってしました。  ◆◆◆◆◆  最後に、今回のお話のテーマソングについてです。  私が勝手にテーマソングにしたいと思い込んでいる楽曲は、つじあやのさんの『風になる』です。  この楽曲は『私が理想とする読後感』が表現されているのです。  だから、このお話を読み終わった後に、つじあやのさんの『風になる』を聴いてもらうと、私が表現したかった雰囲気を感じてもらえるんじゃないかなぁ・・・と思います。  是非ともYouTubeとかで、聴いてください!(ちなみに私は、音楽配信で買いましたケド)  ◆◆◆◆◆  ちょっと、まえがきが長くなってしまいました(汗)  今回のお話『わたしの街の野良息子』楽しんで書いています。  そんな雰囲気を味わって読んでいただけるとウレシイです。  完成時の推定文字数は、およそ15万字くらいになると思われマス。  予定では、2日に1話くらいのペースで公開して行きたいと思っています。  くれぐれも、細かい点はご容赦を(笑)← シツコイ!  それでは本編が始まります。  お楽しみくださいマセ。
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