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白雪達がたこ焼きを食べに行ってる頃、アヤカと愛、そして花琳と海奈もまた、屋台を巡っていた。
「あ、綿あめだ!」
愛を連れたアヤカが、屋台の方に歩いて行く。
「すみませーん!綿あめ下さい!」
「はい。ちょっと待ってね……」
屋台の女性が、穏やかに微笑みながら綿あめを作る。回している棒に、白い綿がふわふわと纏わり付いていく。しばらくして、アヤカ達が見慣れた、丸くてふわふわした綿あめができあがった。
「……よし。できた!」
アヤカはそれを受け取って、嬉しそうに口にする。
「ん~!美味しい~!」
その様子を見た花琳と海奈は顔を見合わせて苦笑いした。
「アヤカちゃん、よく食べるわね……」
「チョコバナナに鯛焼き、わらび餅、かき氷……どれも甘いのばっかりだな」
2人の話を聞いたアヤカは、にっこりと笑って振り返った。
「だって美味しいんだもん!スイーツは別腹!甘いものは友達!」
そう言うとアヤカは瞬く間に綿あめを食べ終えてしまった。
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