4 祈りの祭り

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「あ、食べ終わっちゃった。ゴミ捨ててくるから、愛っちをお願いしてもいい?」 「あ、いいわよ」  花琳が愛の手を握ったのを確認して、アヤカはゴミ捨て場へ走っていった。 「……アヤカ、なんだか楽しそう」  愛が微笑む。それを見て、花琳と海奈は不思議そうに首を傾げた。 「そうなの?」 「いつもあんな感じじゃないのか?」 「……ええ。アヤカはいつも明るくていい子よ。でも、オラシオンに来てあなた達と出会ってから、いつも以上に元気いっぱい」  楽しそうに、くすりと笑う愛を見て、花琳と海奈も笑顔になった。 「私達も、愛ちゃん達に会えて楽しいわよ」 「うん。元の世界に帰るの、なんかもったいないよな~!」 「あら、そう言って貰えると、嬉しいわね」  3人は笑い合いながら、アヤカを待っていた。
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