5 悪霊ドウェイン

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ルーナの声に、聖夜達はハッとして、やがて微笑んだ。 「なんかあっという間だったな!」 聖夜の言葉に、竜也は頷く。 「ほんと、夢見てるみたいに楽しかった。こんなに何も心配しないで楽しめたの、いつぶりか分からないくらい」 「そっか。俺も竜也達と出会えて楽しかったよ」 聖夜はニカッと笑って、竜也の手を握った。 「竜也、元気でな。俺、竜也の幸せ、ずっと願ってるから。竜也にどんな未来が待ってても、どんなに変わっても、俺は竜也の友達だから!」 「……ほんと、最後まで恥ずかしいくらい真っ直ぐだね?」 竜也は、やれやれと笑うと、聖夜の手を握り返した。 「会えてよかったよ。ありがとう、聖夜。さよなら」 竜也達は光に包まれ、やがて、眠るように意識を手放した。
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