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ルーナの声に、聖夜達はハッとして、やがて微笑んだ。
「なんかあっという間だったな!」
聖夜の言葉に、竜也は頷く。
「ほんと、夢見てるみたいに楽しかった。こんなに何も心配しないで楽しめたの、いつぶりか分からないくらい」
「そっか。俺も竜也達と出会えて楽しかったよ」
聖夜はニカッと笑って、竜也の手を握った。
「竜也、元気でな。俺、竜也の幸せ、ずっと願ってるから。竜也にどんな未来が待ってても、どんなに変わっても、俺は竜也の友達だから!」
「……ほんと、最後まで恥ずかしいくらい真っ直ぐだね?」
竜也は、やれやれと笑うと、聖夜の手を握り返した。
「会えてよかったよ。ありがとう、聖夜。さよなら」
竜也達は光に包まれ、やがて、眠るように意識を手放した。
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