青春のカタチ

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「はぁー、いいなぁ。俺も小学生に戻りたいわ!あの頃は今よりも自由に楽しくやっていた気がするし!!」 「いや、今でも自由じゃん俺達。現にやることなさすぎて今ここでこうしているわけだし」 足元に目を落とすと、先ほど地面に溶け落ちたアイスに蟻が数匹群がっている。 その瞬間、買い物を終えたのか、先ほどの小学生たちが笑い声を上げながらコンビニから出てきた。笑い声をあげ再び浩介の横を駆け抜けていく。 「こんなクソ暑い日にあんなに走って…。元気だねぇ子供たちは。俺こんな日に絶対走りたくなんかねぇ」 背中を丸めてそう呟く浩介に、じいさんか!とツッコミを入れたくなったがその時ふと、この間ネットで見かけたとある記事の内容が脳裏を過った。 「そういえばさ」 「なに?」 「お前あれ知ってる?"天国と地獄”っていう曲」
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