日々
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日々
瞼の外で震える色彩 瞳孔と虹彩は忙しなく その倍率を変えて 映らぬ世界を感じている
見
(
まみ
)
えぬ今を捉えている 苦情のように鳴る電子音 心を磨り減らす不協和音 押し付けがましい優しさ 感情の振れない言葉の海 ただ
現在
(
いま
)
に沈んでいた ただ日々に溺れていた 繰り返す日常に揺蕩い 限られた
時間
(
とき
)
に微睡む 歪む体から命だけが溢れて 掬う掌には何一つ残らない 影も呑み込む夜に紛れて 歩む道には微かな轍さえない
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