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いや、18禁ワードだしかけて無垢な子供ばりにキョトンとするな準性病予備軍共ww
「おいバカ。何騒いでる」
「あいたっ」
突如後頭部に炸裂した衝撃に痛い頭を擦りながら振り返ると、分厚い辞書を片手に抱えた馴染みの人物が呆れ顔でこちらを見つめていた
まさかその分厚い鈍器で俺を殴ったのか…
「慎。俺にはこんな無法地帯は過酷すぎる。今からでも理事長に直談判して…」
「そんなもので代わるなら俺がとっくに実行してる。いいから行くぞ」
「え、ちょ、…」
そのままズルズルと襟首を持って引きずられるようにして教室を出る。
俺の名前は佐野 悠樹。で、隣のこの男が櫻葉 慎
俺の高校の親友にして非凡な容姿のイケメン。
黒髪に切れ長の瞳。
クールで滅多に笑わないモデル顔負けのイケメンは、俺を見てその秀眉をひそませる…ほんと、所作ひとつで男女問わず惚れさせるこの男のチート能力を俺にも分けてくれ
「で、何騒いでたんだよ」
「いや、俺の目の前でホモ・サピエンスの話をしてたから原始時代に殴り込んでやろうかと」
「は?」
はっきり言おう。
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