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「誰だ!!」
吉田の声が暗い部屋に響く。
だけど姿を捉えきれない。見渡す限りの暗闇で、男の声がまた一つ。
「楽しそう。君たちは仲がいいんだね」
「?、どこにいる」
え、透明マント被ってます??まじで見えねぇw後ろから空気砲とか打ってこられたら終わるw
「あはは、こっちだよ。初めまして、ではないんだけど…僕のこと覚えてるかな?」
パッ!!
突然目が眩むような眩しい照明に一瞬で暗闇が真っ白に変わると、目の前に一人の男が立っている
クセのある黒髪とスラリとした長身の見た目。
ひと目でわかる端正な顔立ちに印象的な色つきの丸メガネには見覚えがある
「あ、あんた。図書室で会った…」
「うん。思い出してきた?」
「え、誰だよこの人」
吉田の方は完全に面識がないようで俺と男を交互に見て訝しむが、俺は男を睨みつける。
そうだ、俺こいつに変な薬飲まされて目が覚めたら…身体が縮んでしまっていた!?
「いやいや、コ○ンの見すぎ」
黙らっしゃい!!!!
そんな展開があろうが無かろうが薬盛られた事実に変わりはないんじゃ!!行く先々で事件勃発する体質になったらどう落とし前つけてくれますか( ˆᴗˆ ꐦ )あ゛あ??
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