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第1話 少年と廃工場
ここはイルップ地方。この地方はポロファイ帝国によって支配されてしまった!だが、そんなポロファイ帝国に反抗する者たちがいた!!
「急げ!死にたいのか!?」
不意に、そんな声が聞こえる。
ここは、ラフィル王国の港町カアノの廃工場。
何やら子供が3人ほど、大量の荷物を持って出てきた。そして、オレと目が合った。
「ぎゃぁぁぁ!!見つかった!殺される!!」
3人のうち1人が叫んだが、他の2人が叫んだ奴の口を押さえた。
「バカッ!よく見ろ!コイツはポロファイ帝国の奴じゃない!」
このようなやりとりを聞いていると、こんな叫び声が奥から聞こえる。
「クソッ!奴等を逃すな!奴等を見つけたら殺してもいい!いけ!」
すると、剣を持った男が4人出てきた。そしたら突然、子供達が荷物を置いて逃げ出した。
「お前が犯人だったんだな!」
「なんのことでしょうか?」
「とぼけるな!ここに盗品があるだろ!」
「まぁいいや。どうせお前は死ぬんだからな!」
剣を持った男達が襲いかかる。だが、オレには奥の手がある。
「魔法発動!魔剣召喚!」
すると突然、手のひらから幾何学文様が出てきて、赤い剣が出てきた。
「煉獄剣 フェニックス!」
剣を出してやると、コイツらの反応が変わった。
「魔法を使った…コイツ、まさかあの種族!?」
「そうだ。オレはフレイム一族さ。」
「怯むな!やっちまえ!」
男達は攻撃してくる。
「無駄なのに…。魔法、不死鳥の業火。」
剣の先から幾何学文様が出てきて、燃える鳥が出てきた。そして男達にむかって業火を吐いた。男達は倒れた。
「クソッ!覚えとけよ!」
男達は逃げ出した。
「さぁ、こんなもんかな。そこにいるんだろ?少年たち。いや、少年盗賊団。」
すぐそこから、1人出てきた。
「うわぁぁ!バレた!殺される!」
「殺さないから。出ておいで。」
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