第1話 少年と廃工場

1/1
前へ
/5ページ
次へ

第1話 少年と廃工場

ここはイルップ地方。この地方はポロファイ帝国によって支配されてしまった!だが、そんなポロファイ帝国に反抗する者たちがいた!! 「急げ!死にたいのか!?」 不意に、そんな声が聞こえる。 ここは、ラフィル王国の港町カアノの廃工場。 何やら子供が3人ほど、大量の荷物を持って出てきた。そして、オレと目が合った。 「ぎゃぁぁぁ!!見つかった!殺される!!」 3人のうち1人が叫んだが、他の2人が叫んだ奴の口を押さえた。 「バカッ!よく見ろ!コイツはポロファイ帝国の奴じゃない!」 このようなやりとりを聞いていると、こんな叫び声が奥から聞こえる。 「クソッ!奴等を逃すな!奴等を見つけたら殺してもいい!いけ!」 すると、剣を持った男が4人出てきた。そしたら突然、子供達が荷物を置いて逃げ出した。 「お前が犯人だったんだな!」 「なんのことでしょうか?」 「とぼけるな!ここに盗品があるだろ!」 「まぁいいや。どうせお前は死ぬんだからな!」 剣を持った男達が襲いかかる。だが、オレには奥の手がある。 「魔法発動!魔剣召喚!」 すると突然、手のひらから幾何学文様が出てきて、赤い剣が出てきた。 「煉獄剣 フェニックス!」 剣を出してやると、コイツらの反応が変わった。 「魔法を使った…コイツ、まさかあの種族!?」 「そうだ。オレはフレイム一族さ。」 「怯むな!やっちまえ!」 男達は攻撃してくる。 「無駄なのに…。魔法、不死鳥の業火。」 剣の先から幾何学文様が出てきて、燃える鳥が出てきた。そして男達にむかって業火を吐いた。男達は倒れた。 「クソッ!覚えとけよ!」 男達は逃げ出した。 「さぁ、こんなもんかな。そこにいるんだろ?少年たち。いや、少年盗賊団。」 すぐそこから、1人出てきた。 「うわぁぁ!バレた!殺される!」 「殺さないから。出ておいで。」
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加