ナツ・side

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「そうそう、面白い場所だよ、…だから、行こうぜ。ここもおまえにとって、初体験だな…」 俺が爽に向かって頷き、二人で入口のところに差し掛かると、 少し前に、男女のカップルが立っていた。 なんか、そのうちの男がデカい画面みたいなのをいじっていて、隣にいた女が不意に、ひっそりと俺らを振り返る。 んで、その女が、なぜだか一瞬ギョッとしたような顔をして、すぐに前を向く。 その後、隣の男にひそひそと話したかと思ったら、男も俺らをチラ見する…。 ??? なに …???  なんか、俺ら、変…? 二人が行ったところで、爽が「俺、機械操作してくるから、ここで待ってろ」 「う…うん…」 俺はさっきの女の態度を少し不可解に思いながらも、返事をして、エレベーター下のところで、素直に爽を待つ。 「さ…行こうぜ…?」やけに爽の顔がご機嫌だ…  「ああ…」 なんだか、わけがわからない気持ちを抱えながらも、俺は爽に続いた…。
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