25人が本棚に入れています
本棚に追加
/104ページ
俺の本心… 本当の、心は…
欲しい… 爽が、 欲しい…
欲しくて、たまらない…
映画館で…変な気持ちになって…
今…俺の恥ずかしい部分ばかりを…
こんな風に、爽にいじられ、刺激されて…
爽のそれ… 逞しいそれを、今すぐ、挿れて欲しい…
でも、…そんなこと、言えるはずないし… 言っちゃだめだ…
そんなの、負けだ、負け… そんなこと、 絶対に言わない…。
「…別に何も… もう、…やめて、欲しいだけだ… 」
本心とは真逆の答えが…俺の口を突いて出る…。
「へえ… そっか… じゃあ、… もう、やーめた…」
「え…?…」
「…だって…やめて欲しいんだろ… 俺はシタイけど、…仕方ねえじゃん…今日は我慢だな…」
爽がニヤリと微笑んで、俺からゆっくりと離れて行く気配を感じた…。
そんな… 俺をこんなにして…放置…
ひどすぎる… 俺は静かに、唇を噛んだ…。
最初のコメントを投稿しよう!