走り出した君を僕は黙って見とった。
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「嫌じゃ……俺は……」 ようちゃんは何度か小さく首を振って、一歩、二歩と後退りをする。 なんで。 なんで逃げるんじゃ。 やっと会いに来たんじゃが。 ようちゃんは怯えた目をして、静かに、ゆっくり、離れていく。 待って。待って。 意地悪せんで。 おいていかんで。 僕に背中を向けて、スニーカーが踏み出した。 ようちゃん、ようちゃん。 ようちゃん、まって。 おいていかんで。
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