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落下
雑踏に消されて
ひとりきりになりたくなるの
早まる鼓動と
息苦しさにまた閉じこもる
愛想尽かされ
隙を突かれて
無駄な気を遣って
孤独に浸かって
ぐるぐる回って
ひたすら走って
なにかを失って
そうして焦って
振り出しにすら戻れず
僕は
おちてゆくんだ
おちてゆくんだ
深く暗い闇の中へと
くちてゆくんだ
くちてゆくんだ
くちてゆくんだ
最底辺だって?
まさか! 底なしなのに?
らんらんらん♪
らんらんらん♪
らんらんらん♪
時が経てば皆、僕と同じ
ね?
劣等と肩を組んで
バカみたいになりたくなるの
投げやりな思考と
薄っぺらさにまた飽きて捨てる
嘘を吐いて
嘘を吐かれて
嘘に憑かれて
嘘に疲れて
へらへら笑って
ぺらぺら喋って
ただただ褒めて
そうして仲良し
それすらですら出来ずに
僕は
くさってゆくんだ
くさってゆくんだ
多勢の嘲笑見下されながら
つぶれてくんだ
つぶれてくんだ
つぶれてくんだ
劣等生だって?
まさか! 生などないよ?
るんるんるん♪
るんるんるん♪
るんるんるん♪
時が経とうが僕は変われない
だから
しんでゆくんだ
しんでゆくんだ
しんでゆくんだ
死んでしまえよ
塵は塵箱に世の常さ
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