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下絵
これが描き始めです。
眼鏡をたれ目っぽくして、ちょっと内気な感じはお花で口を隠して、すこし内またにして可愛さを表現して、髪には落ち着いた感じで蝶を入れて……。
と、いろいろな要素を入れていきました。
パッと見、問題はありません。
しかし、線画が進む程に違和感が大きくなっていきました。
あれ、頭頂部がすこし飛び出してるな。
あれ、左足の位置がおかしいな。(アタリでの体の向き)
あれ、何とも言えない違和感がある。(これはイラスト完成して、眞田さんにお渡しした後に、原因に気づきました)
この下絵の時点で修正できれば良かったのですが、くくのは違和感を放置し、「描き込んでいけば解消されるだろう」と思い、突き進んでいきました。
その結果が色塗り後の修正へと繋がっていきました。
(色塗り後の修正は線の修正に加え、色部分の修正という手数が増えていきます)
しかし、修正を面倒くさがっていたは良い絵はできません。
くくのは一つ一つ修正していきました。
頭頂部を調整し、(いい感じの線になるまで何度の描きなおしました)
足の位置の調整し、(いい感じの場所を見つけるために、大きさと幅の調整)
そして、眞田さんにイラストをお渡しした後、イラストを見ていると最後の違和感にようやく気付きました。
このイラスト、すごい猫背!!
SDキャラなので骨格が違うのですが、それを普通の骨格と同じように首を後ろの方に付けてしまい、さらに体も少し前傾姿勢にしてしまい、結果、猫背を加速させてしまっていました。
そうやって見ると、確かに頭と体でバランスがよくありません。頭の重さに負けてしまっています。
下絵だけをみると問題ないように見えていたのに、仕上げると曖昧な部分がハッキリ出てきました。
すぐにイラストを描きなおしを始めました。
全レイヤーを統合して、体を移動させて、頭との繋ぎや髪の毛を修正して。
そして、眞田さんにも差し替えをお願いして(すみませんでした)、ようやく完成しました。
今回はとてもいい経験になりました。
眼鏡に始まり、修正への向き合い方とか、違和感が大事なこととか。
眞田さんには本当に感謝しています。
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