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「なんか、ムカついてきた」
ひとりふたりと教師と対峙していく。信じられないという顔をしていつも通り怒鳴ってくる教師陣。
「あんなおかしい行動をとる親子に毒されているんじゃない! 進学や就職に響くぞ!」
「……あのさ、聞き飽きてきたんだけど。都合のいい時しか褒めない先生の何を信じられるんだかって思うんだよ」
「つか、他人のことおかしいって、毒って言うのってどうなの?」
「地毛を染めろっておかしくないですか?」
「生きている価値ないって生徒に言うの、思えば先生として最低じゃないですか?」
溜め込んでいた不満がどんどんと声になっていく。
「多少の我慢や譲り合いを学ぼうという域を超えてんだよ! 俺は、声を大にして言うぞ! この学校はおかしい‼」
反旗を翻した生徒達の声は大きく響き、マスコミの目にもついて大きな大きなうねりとなった。その中で生徒に味方した教師の話もひっそりと。
「大きな流れに逆らうのは、難しいんです。でも、遅いけれど生徒を庇えて良かった」
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