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会計、久喜。連行されます。の巻
あれから色々ドタバタして今現在、絶賛入学式中。
隣で白目になってる会計のこと以外は特に問題なく順調に進んでいる。
あ、進行しないと。
「次は新入生代表挨拶です。代表、柄三原燎火(えみはら りょうか)君。」
『はいっ!!』
そう言って立ち上がったのは黒髪の王子様のような顔立ちをした子。
ん~~、これはモテるねー。
確か柄三原といえば貿易関係の事業をしている財閥として有名だよな。
それに本人は海外への留学経験ありの帰国子女。これはあまりにも有能株すぎる。生徒会として今度勧誘してみてもいいかも。なんせ年中ブラックな生徒会に有能な人は何人いてもいいからね。
おっとそろそろ次の進行をしなきゃ。
「続きまして…………」
こうして無事入学式が終わった。
「怜央が白目向いて寝てたの最後先生にバレてましたね。」
「え、うそ!?」
「ホントです。ばっちし指導部室の姫島先生が見てましたよ。多分後でお叱りが来るでしょうから覚悟しといたほうがいいと思います。」
「えーーーー!澪君なんで起こしてくれなかったのーー!」
「フッ自業自得ですね。」
俺も眠かったのに一人だけ余裕ぶっこいて安眠してたからだバーカぁ!
校長先生の穏やかな声をBGMに俺も安眠に浸りたかった……。
「おう!久喜!!元気かー?」
あ、そうこうしてたら目の前に体格の良い角切り頭が!
「ひ、姫島先生、お久しぶりです…」
「それでは私は先に生徒会室行ってますね。」
先行って悠々と紅茶でも飲んでよっと。
「え、あ、うそ、ちょ、、「ついこないだあったばかりだけどなー?
まぁそれはいい。とりあえずお前に話があるんだ。指導部室まで同行願うぞ?」
「うそだぁーーー!!」
そんな会計くんの情けない悲鳴を背に俺は生徒会室へと戻った。
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次回、時間軸的に言うと4月から6月へと2ヶ月ほど時間が一気に飛びます。
p,s,
アンチ系転校生くんが次回登場いたします。
( `・∀・´)ノヨロシクゥ--
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