会長様side

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会長様side

澪一人に転校生の迎え行かせてよかったんだろうか…。 あぁ、もし澪がどこかで迷子になってたらどうしよう。もしかしたら転校生の本人認証終わった後のこと覚えてなかったりするんじゃ!? ……………………。やっぱ心配だし俺も行こ。 ん?あそこでぐふぐふ奇声上げてるの放送委員長か?どうしたんだろ。 「おい。」 「ふぅっっひゃぁあ!」 ふぅっっひゃぁあ? 変な声だな。 「ひどいなぁー。元はと言えば会長様のせいですよ。」 「?声に出てたか?」 「はい。それもばっちしですよ。 それで、会長様はどこかへご用事ですか?」 「ちょっと気になることがあってな。その確認をしに校門の方に。」 「奇遇ですね!俺もこれから行くんですよ。」 「そうなのか?」 「はい! あ、もしかして会長の用事って副会長のことだったりします?(・∀・)ニヤニヤ」 「まぁな。」 「うっっっぅへぇ。ゴチですww」 「そういうお前はなんで校門に行くんだよ。まだ登校時間にしては早くないか?」 「逆です会長w遅いんですwもうとっくにHR始まってる時間ですよwww」 「そうなのか?初めて知った。」 「えwww普段の学校生活それどうやって過ごしてるんですかww」 「澪が教えてくれる。澪は方向音痴だから道は俺が教えてる。」 「ふむ、これはつまり、お互い必要不可欠ってことですね!?」 「まぁそうだろうな」 「いやぁーーいいですねぇ〜~〜♡」 あ、澪いた。 澪の前にいるあいつが転校生か?前髪が長くて顔がうまく見えないな。 転校生がなにか言ってる。 声は聞こえるけど流石になんて言ってるのかはわかんねぇ、、もうちょっと近づいてみるか? 「おい、放送委員長、俺はもっと近づくけどお前はどうする?」 「はっ!お供させていただきます!」 声が聞こえるところへ行こうと一歩踏み出したその時、澪の顔が歪んだ。 その表情があまりにも冷たくて苦しそうな顔を浮かべたものだから俺はびっくりした。 隣の放送委員長も踏み出した足を止めて固まっている。 俺たちが動こなくなっているその時、澪の体が傾いた。 以前澪が倒れてしまったときと類似しているため倒れると判断した俺は急いで澪のもとへと走る。 ドサッ よかった……間に合った。 顔色が悪い。血の気が引きすぎて体温も低下してる、、これは保健室に早く連れて行かないと、、 そういえば澪がこんな状態になったのは転校生がなにか言ってからだったよな、、 とりあえず原因となるものは拘束して話を聞かねば、、。 「放送委員長!!!固まってないで早く動け!!転校生を即時拘束し、風紀のとこに連れて行け!!!」 「は、はい!!!!」 「は!?お前らいきなり出てきてなんなんだよ!!!!そこのお前!勝手に澪にさわるな!!」   「あぁあ?お前何いってんだ。会って間もないやつが俺と澪の間に入れると思うなよ。」 「はぁはぁはぁ…」 「まずいな…」 呼吸が荒れてきてる。更に悪化して過呼吸を起こしてしまわないように急いで呼吸器で呼吸を整えないと 「じゃあ俺は澪を保健室に連れて行くから放送委員長はそれを早く風紀に持っていっとけ。状況説明もできるよな?」 「もちろんです。おまかせあれ!」 「ありがとう。助かる。それじゃあ後でまた連絡する。」 「りょうかい。」
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