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第二章『マサ・レナ』
-Case by マサ-
ナオ「一番分かりやすいのはやっぱお前だよな」
マサ「俺か?そんな分かるか?」
リナ「その手よ」
先程から忙しなく動き続けるマサの手。
レナ「あんなにお菓子あったのに」
タカ「もう半分切ってるね」
友成「ヤバイ、早く食べなきゃ」
慌てて口に放り込んでいる。
トモ「マサは食べ物に関してはテンション爆上がりでしょ?帰宅時は夕飯待ち遠しくてまさに走り出しそうなほど、というか走って帰ってるじゃない」
マサ「改めて言われるとそうかもな」
ナオ「今まで気付いていなかったのかよ!」
-Case by レナ-
絵里香「レナさんとかはどうなんですか?おしとやかなイメージ強いですけど」
レナ「あらそう?嬉しい、ありがとう」
ナオ「絵里香ちゃん、レナにごますっても何も出ないよ」
レナ「ちょっとそこ、うるさい」
二人以外が笑っている。
トモ「でも、私も気になるかも。レナがテンション上がる時」
リナ「ショッピングとか?」
レナ「それも間違いじゃないけど。私はやっぱりパパとママに会える時かな」
タカ「そっかぁ、そうだよね。普段は離れ離れだしね」
マサ「毎日顔合わせるのもそれはそれで問題あったりするけどな」
リナ「それはあんただけでしょ」
レナの言葉にしんみりしかけたが、マサのおかげ?で場が和んだ。
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