僕のプリンセス

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「俺は何と呼べばいいかな…渡瀬さん、何歳ですか?」 「31です。今年32」 「俺より年上か…昴さん…かな」 「陸斗さんは28ですよね?昴でいいです、僕も陸斗で」 「えー樹里、何でも言ってるのね。もしかして私の年も言っちゃってる?」 「真澄ちゃんの年は言ってないよ」 「えーそうなの?」 「えっ…どっち?言って欲しかったの?」 樹里は真面目に真澄さんに聞き直し、真矢ちゃんと陸斗は呆れている。二郎さんはニコニコと見守りながら 「昴くんにしようかな…昴くんはゴールデンウィーク中は休み?」 「一応休みですが、店舗の売り上げは上がってくるので数日は仕事しようと思っています」 「副社長と聞いたけど…」 「名前ばかりの何でも屋です」 「それは一番働く人だよね」 「いえ…それほどでも…」 二郎さんは僕に視線を向けたあと、樹里を呼ぶ。 「樹里」 「うん?」 「樹里は昴くんと付き合ってるってことだね?」 「…そう」 なんて可愛い照れかただ…周りを忘れ思わず見とれてしまう。
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