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朝5・6時に優は眠りにつこうとしたがなかなか寝付けず、ボーッとしていたらいつの間にか眠っていた。そして夢を見た。この夢は初めて見るものではない。
そこは広い工場のような場所で上を見上げると想像もつかないような高さに天井があった。まるでひとつの箱に閉じ込められている蟻のようだ。
ふと周りを見渡すと5人ほど同じ格好をした人たちがいた。まぁ、それは人と言うよりもアバターと言った方がいいだろう。そのうちの1人に聞いてみることにした。
『あの、すみませんがここは何をする場所なんでしょうか?』
「?君知らないのかい?ここは魔女に魂を奪われた人が来る場所(魔女が作りだした異空間)で、早く探し出さないと俺たちは死ぬんだよ。」
「そうそう!魔女は時間に連れて大きくなるから早く魂を見つけた方がいいわよ!」
『はぁ……えと、魂がここにあるのだとしたら私の体はどこにあるんですか?』
「それはね、現実世界にちゃんとあるよ?でも今は魔女によってコントローラーで操られているよ」
コントローラーで操られる……?魔女…異空間…魂…なぁんか同じ何かがあった気がするんだけど……あ、
『もしかして、現実世界が怪我すればこちらも怪我するんですか?』
「もちろんさ!今はアバターみたいな姿だけどこちらも魂みたいなもんだからね」
『そうですか……ありがとうございます』
説明を聞き終えもう一度辺りを見渡すと、先程なかった『ゲーム内容』と書かれた看板があるのが目に映る。
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