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顔を見なければエロいミニスカナース野郎①
学園祭でクラスは女装男装喫茶をやることになり、くじ引きで当たり(俺にしたらハズレ)を獲得した俺はミニスカのナースに扮することに。
が、目が細く眉毛が太く、骨ばった輪郭をした、キングオブ男顔といっていい俺だ。
化粧をするほど、女らしさから遠ざかり「客が怯えて逃げる!」と大不評だったに、素顔でナース服を着ることに。
まあ結局「オカマでさえない、百二十パーセント男じゃん」と男子連中は萎えていたが。
そのくせ、いざ学園祭がはじまり、俺が接客をすると、セクハラしまくり。
「顔を見なければ、チョーエロい!」らしい。
俺がレスリング部で、ムチムチの体をしているからだろう。
また、ピタピタのユニフォームを着慣れているからか、これまた伸縮性のあるサイズ小さめのナース服がさまになっているようで。
一応「おさわり禁止でーす」「写真撮影はおやめくださーい」と警察官の格好をした女子たちが取り締まったが、隠れセクハラ、隠し撮りは後を絶たないで。
ついには「尾竹くん、一時避難よ!」とコートを着せられ、逃がされた。
とはいえ、ネットで「顔を見なければエロいミニスカナース」の情報が拡散されていたので、逃げる途中に発見されてしまい。
「固いチッパイ揉ませてえ!」「ピチピチお尻触らせてえ!」とワルノリの男子の群れに追いかけられ、どうにか振りきり、人気のない廊下にきたとき。
「おう、どうした」と放送室からでてきた医者。
ではなく、白衣を羽織り聴診器をぶら下げた担任とばったり。
俺とは対照的に女顔で色白、なよっちい担任。
そりゃあ女子たちが「どうか女装を!」と拝み倒したとはいえ「つきあってやってもいいけど、当日は忙しいから、動き回れるのじゃないと」と云い、妥協案として医師になったわけ。
それはそれで「あああああ!診察してえええ!」と女子たちを昇天させていたが。
俺だって男にセクハラされるより、女子にキャーキャーもてはやされたいっつうの。
すこし憎たらしく思いながら「先生こそ、なにやってんの」とぶっきらぼうに聞く。
「いやなあ、校内放送したいんだが、放送部の連中がいなくて。
連絡したら、今の時間、担当の子が体調崩して保健室に行ったみたいで。
ほかの子も、それぞれかかりっきりで、これないというし、どうしたもんかなあと」
「・・・俺、たまに放送部、手伝っているから、やり方知っているけど。
手伝ったら、しばらく放送室にいていい?
人目のないところで、ゆっくり休みたいんだ」
「ああ、いいよ。
放送部の人には連絡しとくから、つぎの担当がくるまで、鍵をかけて休んでいなよ」
俺がコートを羽織って人目を避けたがっている理由をとくに聞かず、うなずいてくれたのは、ありがたかった。
「女子にチヤホヤされやがって」との妬みを萎ませ、ほっと一息ついて、担任が開けたままのドアから室内へ。
早速、校内放送の準備をして、ただ、コードがちぎれかかって使い物にならず。
予備のコードは高い棚のイチバン上。
座っていたパイプ椅子に乗り、手を伸ばしたところ。
パイプ椅子も不良だったらしく、ネジが跳んで、座面が落ちこみ、俺は宙に放りだされて。
「わ!」と喚いたのに、ふりかえった担任が「危ない!」と手を広げてダイブ。
一瞬、視界がこんがらがり「いたたたた・・・」とあらためて見やれば、担任に押し倒される形に。
コートのまえが開いて、ムチムチナース服が丸見え。
で、担任は医者の格好をしているに、これではまるで・・・。
「医者が看護婦を襲っているみたいだね」
眼鏡越しに目を細め、ニーハイの縁をなぞられ、頬を熱くする。
恥ずかしいあまりに、プロレスの技をかけてゴマカソウとしたが、スカートのなかに、それが滑りこんで絶句。
い、い、いつの間に、ビンビンにおっ勃ててんじゃああああああ!
固いのを股間に押しつけられ、身をすくめた一瞬に、口をふさがれ長い長いベロチュー。
おまけに、スカートのなかでぐりぐりしやがって。
「はあ、あう・・・」と口が解放されたときは、体が快感に痺れきって、とても絞め技をかけられず。
酸欠で目を回すうちにも、スカートのなかをイタズラしつづけ、おまけに「どこに、しまっていた?」とツッコみたくなるような代物を見せつけてきた。
注射器の絵がプリントされた太いバイブ・・・。
「行く先先で男を惑わして誘惑しちゃうエッチなナースさん?
このお注射で、オシオキしつつ、全身、体のなかも消毒しようね?」
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