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◆◆◆◆ 「あ……ああッ。気持ちいい……!辻……くんっ!」 辻の上に跨った麗奈は腰を前後にそして上下に回すように腰を動かした。 「は……」 その動きと収縮を繰り返す膣内に、辻は熱い息を吐いた。 今まで抱いてきたどんな女とも違う。 熱いだけじゃない。 きついだけじゃない。 麗奈の中は、辻のソレをそれを取り込もうとするかのように吸い付いてきた。 まるで大きな口に咥えられて、絶えず吸いこまれているような、 暴力的な快感と共に、底知れない恐怖を感じる。 喜多見脱出の音や気配を誤魔化すために抱き潰そうとしてたはずなのに、これでは自分の方が――――。 ―――もってかれる! 辻は快感に耐えきれなくなり、白い太腿を持ち上げ、畳の上に押し倒した。 グッと膝の裏を押さえつけて動きを封じると、やっと彼女の腰は止まった。 しかし中は常に嚥下を繰り返すように辻のソレを扱いている。 「すげえな……なんだこれ」 辻はこめかみから垂れる汗を拭った。 「名器っていうの?お前、こんなとこまで化け物になったのかよ……」 吐息混じりに言うと、麗奈は辻を見上げた。 「……言ったでしょ。私は、私よ」 麗奈は細い腕を辻の首に巻き付けた。 ―――嘘だ。 辻は彼女を睨んだ。 ―――お前は麗奈じゃない。 瑠璃と共に夕陽を見ていた彼女じゃない。 瑠璃の誕生日にケーキを作ってきてくれた彼女じゃない。 瑠璃と一緒に少女漫画を胸に当てて蕩けていた彼女じゃない。 母を失った悲しみを封じ込めて、瑠璃の横に…… 俺の横にいてくれた彼女じゃない。 「……!!」 辻は腰を動かし始めた。 「あ……ああ……アアッ!アアアッ!!」 その動きに応じて麗奈が声を高くしていく。 その高揚した赤い顔に、汗と共に涙が流れ落ちる。 「……麗奈」 「はっ、アアッ、あああッ!ああっ」 「お前……」 「あ、イクッ!イくっ!イくうううッ!!」 「お前は――――」
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