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『え?え?この人、春名さん?だよね?
何?今一瞬すご〜く甘い声で、優しい顔に見えたのは、気のせい?』
マジマジと主任の顔を見る璃子
「何見てんの?」
「え?だって今、別人のように…」
「ん?」
「あ、ごめんなさい。」
「ううん、俺が璃子にいっぱい仕事を与えてしまったから…」
『えー!璃子!どうして、名前呼び?呼び捨て?』
また、マジマジと見てしまう璃子
「ご飯、行こう♡」と、また優しく言う主任。
ズッキュン♡
璃子は、何がなんだか…
でも、なぜだろう、主任の優しい声と笑顔が心地いい
見た目のイケメンにピッタリだ♡
『あ〜私は、この人のこんな姿が見たかったんだ。』
『え?私、もう落ちた?恋してる?イヤイヤ、この人は、ドSだぞ!騙されるな璃子!』
心の中がザワザワしておかしくなっている。
「何食べたい?」
『やっぱり、優しい…おかしい…』と思う璃子。
「寿司?焼肉?イタメシ?」
『ちょっと困らせてやろう!いつもの仕返しだ!』
「主任のおススメのお店に行ってみたいです」
「おススメか?じゃあ、焼肉だ!」
『いきなり、焼肉?付き合ってもないのにハードルが高いけど…まあ奢ってくれるって言うし…』
「はい!じゃあ、お願いします。」
「おー行くぞ」
そう言って、2人で会社を出た。
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