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驚き過ぎて、どうすればいいのか?
とても悩んだ。
でも…きっと璃子も好きなんだと思った。
「璃子は、俺のこと嫌い?」
「いえ、好きです。」
『あ、嘘、何言ってんだ?私、好きなのか?』
「ホントに?」
「あ、は…い」照れながら言ってしまった。
「じゃあ、今日から彼女な!」
「え?」
お肉を焼きながら、サラッと言われた交際宣言。
驚き過ぎて固まった。
「ふふ、可愛い♡」
「え?冗談ですか?」
「ううん、本気だよ。」
「あ、そうなんですね」
「さあ、いっぱい食え!」と、たくさん焼いてくれる。
「あの〜私は、なんとお呼びしたら?」
「亮輔!」
「え?そんないきなり呼び捨ては…」
「徐々に、でイイよ。」
「じゃあ、亮輔さん。」
「ふふ、な〜に?」
『あ〜やっぱりなんか違和感…ドSに慣れすぎてしまってる…でも…可愛い♡』
意外な形で交際が始まった2人
それからは、ずっとニコニコしながら、仲良くお肉を焼きながら食べた。
お腹いっぱい食べて、
「じゃあ、送って行くよ。」
「え、あ、はい。」
『明日お休みなのに…もう、バイバイするんだ。』と
少し寂しくなった璃子。
急に口数が少なくなった。
「ん?どうした?」
「もう少し一緒に居たくなりました。」
「え?」
『璃子って、案外大胆なんだなぁ』
「いいけど、じゃあ帰したくなくなるかも…」
『きゃっ♡』喜ぶ璃子。
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