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でも、亮輔は…なぜか遅くまで開いているカフェに
入った。
『え?』
「お酒飲んだのに、カフェに?」
「ん?どこに行きたかった?」
「あ、いえ…」
『もっとオシャレなバーでも行けるのかと思った。なんだ、もう酔いが覚めちゃう。いや、待てよ。少し酔いを覚まして、もしかしたら、もしかする?イヤ〜ん♡』
コーヒーを飲んでいる亮輔
紅茶を飲む璃子
しばらく話したら…
『来るぞ!来るぞ!』
「じゃあ、そろそろ…」
「はい♡」
「家どこ?」
『帰るんか〜い!』
その時、ようやく気づいた!
『この人、ホントに女性経験が少ないんだ。
もしかしたら、初めて?
嘘でしょう?
イケメン過ぎて、彼女が居ると思われ続けて来たのかなあ?』
いろんな思いが溢れてくる…
「あの〜亮輔さんって、今まで何人ぐらい彼女が居たのですか?」
「え?答えなきゃダメ?」
うわ、出た!やっぱり不意に出るドS!
「あ、いえ…」
あまりに璃子がしょんぼりしているものだから…
「あ、ごめん。違うんだ。俺、実は…きちんと付き合うのは初めてで…」
「えっ」
『やっぱり…と思った』
「そうなんですね。」
『どうりで、奥手だなぁ〜』と思った璃子。
「璃子は?」
「う〜んと…初めてではないです。」
「そうか…じゃあ先輩だな」
「ヤダ、そんな…」
「俺、よくわからないから…璃子、教えてよ。どうすれば女性は、嬉しいの?」
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