No title

1/1
前へ
/1ページ
次へ
白い雲の浮かんだ空に 虫たちが騒いでいたあの日。 君とクーラーのきいた自室で 暑いねと言いながら アイスクリームを食べたあの時を思い出す。 真っ直ぐを見つめる君の横顔から流れる 汗の眩しさを 明確に憶えている。 今はただ 机に向かう沈黙の中 屋根の向こうでは 夕立ちが騒いでいる。
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加