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悲運の名馬 ミホノライデン
ミホノライデンは危なげなく青葉賞を勝ち、人々から注目された。
そして迎えた東京優駿では、得意の末脚を持って最終直線でライバルたちを抜きにかかったが、残り200メートルで脚を骨折して転倒。騎手も投げ出されるほどの激しさだった。
騎手は幸いにも一命を取り留めたが、引退を余儀なくされ、ミホノライデンは予後不良となり、その場で安楽死となった。
――もしあの時、骨折せずに走れていたら
競馬ファンは、彼の死から何年も経った今でも、そう囁いている。
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