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野生馬の名物親父 ミホノライデン?
その後もミホノライデンは、南関東の競馬場で戦い続けたが、一向に成績が向上することはなく、馬主も牧場への委託料を払いきれなくなって売却を決めた。
引き取り手がいなくなった彼は、他の数多の馬たちと同じように乗馬クラブへの就職を目指したが、夢は叶わなかったらしく、いつの間にか姿を消し、ファンからも忘れ去られることとなった。
『ジュニアよ、お父ちゃんは昔は競走馬だったんだよ』
某県にある野生馬の群れの中に、ミホノライデンのような馬を目撃したという噂もあるが、はたして……
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