6.二葉

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 いやらしい気分のお相手はせずに、家に帰る。湯船に肩まで浸かって、深く、深ーーーく溜息を付く。  つかれた・・・。  気分の乱高下。情報過多。過剰なスキンシップ。  割と薄目な私の日常でいうと、半年分くらいの色々が凝縮された1日だった。  池光さん、私のこと好きなんだ。・・・3日ほど前からだけど。しかも”たぶん”。  告白された実感を持たせない告白で、どうも首を捻ってしまう。明日になったら、「そうでしたね、昨日までは好きでした。たぶん。」と言われそうな気がして、ぷっ、と吹き出してしまう。  やりかねないですよね、池光さん。 「しばし、様子見とするか。」  1人で呟いてブクブクと湯船に沈んでいった。
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