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フゥとグゥは走っています。キィとニィとティップはバンブーの背中に乗っています。
でもダックは広場で遊んでいる子供達に「お尻が可愛い」とつかまってしまいました。
それを見たバンブーが「ごめんよ」と行って長い鼻でダックを巻き取ってしまいました。
キィが号令を書けます。
「皆、揃ったね?行くよ!」
お城の入口に着きました。みんな一斉に言いました。
「手編の手袋を持って来ました!」
お城の守衛さん達は目をパチクリしています。そこに王子様とお姫様が現れました。
「やぁ、一番乗りは君達か。手袋を見せてごらん」
キィが王子様に差し出すと、王子様はお姫様に渡しました。お姫様はそれを見て。
「わぁ、素敵な手袋。これならピーターにピッタリだわ」
と言って王子様にゆっくり頷きました。
すると王子様はお姫様に尋ねました。
「聞こうと思ってたが、君は何故手編の手袋を欲したんだい?」
「はい、王子様。私達の大切な子供ピーターには世界でひとつしかない物を与えたかったのです」
優しく微笑みながら答えていました。
王子様は皆の方に向き直り
「君達、ありがとう。姫も喜んでいる。では、君達の願い事はなんだい?」
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ここでたっ君は目が覚めてしましました。
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