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目が覚めたたっ君は夢の続きが気になります。たっ君は布団の上で呟きました。
「どうなったんだろう……いっつも夢はいいところで終わっちゃう」
ふと枕元を見ると一冊の本がありました。
「[夢の国]の本だ!サンタさんが届けてくれたんだ!」
本を開けてみると、そこには夢の中に出て来た皆がお城で楽しく暮らす物語が描いてありました。たっ君は嬉しくなりました。
「サンタさん、僕の夢の続きをプレゼントしてくれたんだ!」
そしてまた枕元を見ると、あの手袋が置いてあります。
「えっ!何で?」
たっ君は手袋を持ってお母さんの所に行きました。
「この手袋どうしたの?」
「あぁ、それね夕べ遅くにまぁ君のお母さんが届けてくれたの」
「まぁ君のお母さん?」
たっ君が不思議そうに聞いています。
「そう、まぁ君が見つけてくれて、たっ君の大事な手袋だからって、お母さんに頼んだんだって」
「えっ!まぁ君が?」
たっ君はこんな手袋いらないや!とゴミ箱に捨てた時、まぁ君は雪をぶつけて来た。と思い出しました。
「お母さん、僕まぁ君にありがとう言って来る!」
「あらっ?その手袋嫌なんじゃなかったの?」
「ううん、世界にひとつだけの手袋だよ」
たっ君はそう言って家を飛び出して行きました。
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