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俺は夜が明けて少しした頃起きた。
「おはよう、母さん。」
「おはよう、ソウ。ホントに修行するの?」
「もちろん。」
俺は胸を張って答えた。
「はぁ。朝ごはん、出来てるわよ。」
「はーい。」
そして朝ごはんを食べた後、森のちょっと開けたところに行き、修行が始まった。
「修行の内容を言うぞ。」
「うん」
「修行の内容は魔法と体術だ。体術と攻撃魔法は俺がやるが、結界魔法や回復魔法はもし適正があればハクに教えてもらえ。」
「はい!」
「まあ、今日は適正とどれをどれだけ知っているかのテストだけだがな。」
「はい!父さん、適正ってどうやって調べるの?」
父さんが紙を出した。
「それは、この魔道具を使うんだ。」
「何?この紙?これが魔道具?」
「そうだ。これはな適正のある色を映し出すんだ。適正が一切なかったら魔法が使え無いが、適正が無いなんてことはない。ただ適正にも色の濃さによって使える度合いが変わるから注意な。」
「知ってる!ほとんどの人は光と結界、回復、闇の特別魔法以外は全部持ってるんでしょ。」
「そうだ。よく知ってるな。これは魔力を入れればわかるんだ。じゃあ俺がやってみるな。」
「……黒い。ただ赤も面積は少しだけどけっこう赤い。後の色は赤と同じぐらいの面積で普通の色。」
「そうだな。黒は闇属性。赤は火属性、青は水、緑は風、黄色は光、白は結界、茶は回復だ。俺には白と黄色、茶が一切ないから回復や結界魔法ができないんだ。」
「面積ってなんなの?」
「ああ、それは使った魔力の量だ。じゃあ、お前もやってみな。」
「うん!」
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