幼少期編

4/18
前へ
/18ページ
次へ
「赤いな。ものすごく。これは紅だな。青も見たことないくらい青い。他の色も濃過ぎだろ。しかも全属性これ。まあ白は使える使えないで度合いはわかんないがな。あることは確か。やばいな。」 「すごいの?」 「ああ、ものすごく。母さんに見せてきな。」 「えっ、これ、ソウの?」 「うん。」 「すごいねぇ、私も光魔法と結界魔法、回復魔法を教えてあげるね。」 「やったぁ!」 そう言われながら抱きしめられた。 「テストの件だが、もうプリントは作ってある。それを解いてご覧。」 「うん」 そうして俺は貰った問題を解いた。 (うーん。全部簡単すぎる。こんなんで分んのか?) 「父さん、この問題簡単過ぎ。古文書の内容が一つも書かれてないよ。」 「えっ、お前古文書も読めるのか?」 「うん。」 「冗談じゃないの?」 「冗談じゃない。」 「はぁ、じゃあ分かんだな。お前は限界突破、合格でいいよ。」 「やったー。」 こうして俺は修行?が終わった。この後、昼食を食べ、未だ読破していない古文書の解読にかかっていた。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加