幼少期編

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「もう俺達、修行させる意味ないんじゃ。」 「あなた、奇遇ね。私もちょうどそう思ったわ。」 「ソウ、お前に俺達が教えることはほぼない。だから魔法の練習は自分でやりなさい。そのかわり模擬戦や体術ならいくらでも教えるから。いいか?」 「えっ」 「ソウ、私達よりあなたは遥か上に行っているの。魔法の練習なら一人でやりなさい。そばにはいてあげるから。」 「うん。」 「じゃあ今日から筋トレだ。よくやるのがスクワットや腹筋、腕立てだな。あとランニング。これを毎日やりなさい。一年後の今日体術に関して教え始めるから。」 「筋トレならいつもしてるよ。ランニングは昼、ほぼ毎日やってるし。」 「マジで?じゃあ明日から体術や剣術を教えてやる。今日の目標は他の魔法を全部使えるようになることだな。俺らはもう帰るから、日が暮れる前に帰って来い。」 「はーい。」 (まずは光から行くか。さっきまでやってみて魔力を調べれば結構調べられるものが狭まる気がした。だから光の魔力は...粒だな。しかも一粒一粒がでかいし量も少ない。ということは震源かな?一回出してみよう。えっとこれを出す。あれ?起動しない。他の使い方か?それとも他に必要な手があるのか?一回冷やしてみよう。あれ?この真っ暗な球って何だ?もしかして波を閉じ込めたのか?そしたらこの仮説は当たりか。よし。今度はあっためてみよう。) 辺り一面光に飲み込まれた。 (まあ成功だね。明るさは温度調整でどうにかなるし、大きさは魔力操作でどうにかなるな。じゃあ次は結界だ。結界の魔力は...二種類ある。しかも大量に。もしかして結界魔力を壁みたいにすれば出来るのか?やってみよう。 まず結界魔力を壁状にする。この時の結界魔力を①とする。そしてその壁を叩く。すり抜ける。じゃあ結界魔力を別の種類に変える。これを②とする。そして壁を叩く。すると壁のようなものに阻まれる。やった、結界魔法が成功した。あんまり難しくないな。あと、①って何だろう?うーん。もしかして魔法を防ぐのかな?やってみよう。) 「[火槍]」 すると火の槍が飛んでいき、辺りが火に飲まれた。 「やばいやばい。[冷風]」 そしたら火が消えるくらいの温度の風がとんで行き、火が消える。 (何が違うんだ?何故防げなかった?何か足りないのか?うーん。もしかして属性付与なのかな?やってみよう。 まず属性は火属性。結界魔力と火の魔力を練り合わせる。おっ、出来た。馴染むということは当たりかな?そしてこの魔力を壁みたいに立てる。これに魔法を当てよう。) 「[水槍]」 (おっ、防げた。じゃあ風は?) 「[風刃]」 (あれ?壊れた。もっかい直してっと。火属性をやろう。) 「[火槍]」 (おーう、吸収された。火槍は消え、結界は余計に燃え盛る。何でだ?風だけ防げなかった?ああ、弱点属性か。つまり弱点だから防げなかったと。次は回復だ!)
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